3.8MHzスローパーアンテナの実験 JH1APK 本多 康興 2008年4月28日

3.8MHz用スローパーアンテナの実験をしてみました。
このアンテナはタワーの形状や給電点の位置によってSWRが変化する事が経験でわかっていました。
以前は給電点をなるべく高い所にしたくて高さを欲張ってしまい、結局SWRがあまり下げられずに苦労したので今回は低い所から始めました。
図中①は地上高1.5mで給電、②は4mの所で給電です。
①ではエレメント長が18mでSWR1.1となり、3.75MHzでも同1.3で使用可能です。
次に試した②では長さ17mでSWR1.3でした。
結果は給電点の位置の違いによってエレメント長も変化する事がわかりました。
エレメントは1.25sqのビニール線を使い、3m長のグラスファイバーロッドの先に碍子を取り付け、エレメントが自由に動く様にしてつり下げています。
給電部は足場パイプ用クランプを加工してM型コネクターを取り付け5DFBを20mつないでいます。
また、前述のSWR値は送信機直後の値ですので、給電部に同軸を使用した簡易型のチョークなどを挿入した場合には各数値に変化があるかもしれません。
なお、現用タワーは足場用鉄パイプを使用した10m高の自作で4mと5.5mのステー用鉄パイプが3本あります。
タワーとステー用に鉄パイプを7本、地下1.5mまで打ち込んであります。
タワーの上には4m程高さをとってDPとGPを載せています。
将来は、エレメント中間にローディングコイルを入れて1.8MHz用に出来ないか考えています。